人間の土地

初めまして、BluePenguinです。

 

Twitter経由で見たはてなブログのリンクが面白くて、自分でもやってみることにしました。

 

とりあえずは、自分が読んだ本について感想をつらつら書いていきたいと考えてます。

読む本のジャンルは特になく、気が向いたのを読んでます。

 

というわけで早速、今日の本について書いてみます!

 

 

「人間の土地」(サン=テグジュペリ堀口大學 訳)

 

星の王子さまで有名なサン=テグジュペリの作品。舞台は飛行技術が誕生したばかりの第一次世界大戦前後だ。当時、フランスからアフリカの旧植民地への郵便は船や陸路が主流だった。そこに登場したのが飛行郵便だ。まだ危険の多かった飛行郵便を普及させるため、危険を承知で空に挑む飛行士と、彼らを取りまとめる人物の小説である。

 

当時の飛行の事故率は高く、毎年複数名の飛行士が事故で亡くなっていた。飛行士は家族や恋人がいるにも関わらず、なぜこの仕事を続けるのだろうか。

 

また、飛行士を取りまとめる指揮官はなぜ、飛行士を危険にさらしてまでこの事業に取り組むのか。

 

 

答えは、「社会的使命感」だ。

 

 

「好きなことで、生きていく」ことの価値が高まっている現代では、到底理解できない考え方かもしれない。

 

しかし、私はこの本を読んでいて、「自分が危険にさらされることで大切な人を悲しませてしまう苦しみ」を抱えながらも、使命感を持って仕事に取り組む飛行士の姿を、非常に気高く、格好良いと感じた。

 

初めなので今日はここまでで、続きは明日の記事に書きたいと思う。